はじめに:プリント整理が続かない理由
小学生の子どもがいる家庭では、毎日のように学校や習い事からプリントが届きます。
「あとで見よう」と思って置いたまま山積みになり、気づけば机の上がプリントだらけ…という経験、ありませんか?
きれいにファイリングしても、続かない・見返さない・探すのに時間がかかる。
この記事では、「キレイに片づけない」ことを前提に、我が家で実施している合理的で時短できるプリント整理法をご紹介します。
プリント整理の考え方:大事なのは「一覧性」と「可視性」
整理の目的は「見た目を整えること」ではなく、必要な情報をすぐ取り出せることです。
プリントを隠してしまうと、どこに何があるかわからなくなりがち。
だからこそ、次の2つのルールだけを守るのがポイントです。
- すぐ使うものは見える場所に置く(=一覧性)
- 後で見るものは一箇所にまとめる(=可視性)
たったこれだけで、プリントの行方不明が激減します。
必要なのは2アイテムだけ!整理グッズを最小限にする
① クリアファイル:後で参照するプリントをまとめる
提出済み書類や行事の案内など、後で確認する可能性のあるプリントは、子どもや習い事ごとに1冊ずつクリアファイルにまとめましょう。
A4サイズの紙が入る、普通のクリアファイルです。
- 学校用・習い事用・家庭用などカテゴリ分け
- 色違い・ラベルで識別しやすく
- 透明ファイルなら一目で中身が確認可能
ファイルを増やしすぎると管理が複雑になるので、「1人1冊」が基本です。
② マグネットボード:直近で使うプリントを貼る
今週・今月中に使うプリントは、マグネットボードに貼り出す方式が便利です。
たとえば「遠足のお知らせ」「持ち物一覧」「習い事のスケジュール」など、すぐ見たいものをここに集約します。
- ダブルクリップで子どもごとに分類(例:長男・次男・習い事)
- 予定が終わったらすぐ外して処分
- 家族全員が視認できる場所に設置(冷蔵庫横・リビング壁など)
- マグネットボードにネオジム磁石(100均で購入。強力な磁石)をつけて、ダブルクリップをくっつける
おすすめは、軽くて薄く、A4サイズのプリントがしっかり貼れるタイプです。
以下は筆者が実際に使っているマグネットボードです👇
実際の整理手順:流れでルーティン化する
① プリントを受け取る
- 子どもから手渡しでも、机の上に放置されていてもOK。
- 学校アプリからPDFで届く場合は、必要なものだけ印刷します。
- 内容確認は印刷後に行い、必要でなければすぐに処分します。
- アプリから通知が来たら内容はあまり確認せず、極力印刷をしています。印刷するのを忘れてしまうので。
② 分類・設置
- 直近使用するもの → クリップしてマグネットボードへ
- 保管しておきたいもの → クリアファイルに収納
この2ステップを「帰宅後すぐ」または「夜の準備タイム」にやるのが続けるコツです。
③ 定期的に整理
- 週末や月末に不要プリントをまとめて処分
- 使い終わったものはその場で破棄 or ファイル入れ替え
- 新年度になると大量にプリントをもらってくると思います。年度初めの忙しいときではありますが、破棄するか残すか判断します。
この整理法のメリット・デメリットを比較
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 見た目 | 多少ごちゃつく | モノを隠したい人には不向き |
| 探しやすさ | 必要なプリントが一目でわかる | きれいに見せたいときは工夫が必要 |
| 続けやすさ | ファイリング不要で時短 | 「片づけた感」は少なめ |
整理の目的を「見せる収納」から「迷わない仕組み」に切り替えることで、日々のストレスが激減します。
プリント整理がうまく回ると生活がラクになる
この方法のゴールは、「プリントが迷子にならない家」を作ること。
一目で状況がわかるので、家族全員が自分で確認できるようになります。
特にマグネットボードは、
- 子どもの自立を促す
- 朝の準備忘れを防ぐ
- 親が確認する手間を減らす
といった効果があり、忙しい家庭にぴったりです。
まとめ:片づけるより「仕組みを作る」
「キレイに整理する」ことが目的になると、長続きしません。
本当に必要なのは、“見る・使う・捨てる”がすぐできる仕組みです。
- クリアファイルで保管
- マグネットボードで見える化
- 定期的に見直して軽く保つ
この3ステップを意識すれば、毎日のプリント整理が驚くほどラクになります。
家族みんなで使える「片づけない整理法」、ぜひ試してみてください。



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